デスクトップパソコンのすゝめ
最近よく、
〇〇なゲームがしたいけど家のオンボロパソコンじゃ動かないから新しいのが欲しい
だとか、
そもそもパソコン持ってないけどゲームしたいし欲しくなってきた
だとかいう相談を受けるのだが、毎度毎度同じことを言えるほど記憶力が良いわけではないので、ここでとりあえずまとめてみたい。要するに、言うのがめんどくさいから書くだけである。他意はない。
そもそもパソコンってなによ
どれ買うの、といって提示されるモノがだいたい上写真のようなモノなのだが、これがパソコンだという一般認識も多い。コレはノートパソコンであってデスクトップパソコンではない。何を当たり前の話をしているんだという方はここは読み飛ばしてくれ、お願いだ。ノートパソコンのおすすめについてはまた別記事でまとめようと思う。
またコレでしょ、って出してくる方、コレは厳密に言うと一体型パソコンと言って中身はノートパソコンと同一である。これが薦めたいわけではないのだ。正直言ってお勧めはできない。無駄に高い分お金を取られるだけである。
私がお勧めしているのはだいたいコレである。私がなぜこうも執拗にデスクトップパソコンを勧めるのか?理由としては色々あるが、
- 性能の割には費用が安い
- 拡張性に富む
- 買い換える時でもパーツ交換で済むので楽
- 構成次第では重い動作(3Dゲームなど)も楽にできる
などなどである。これからVRとか始めたい、とかいう方にはデスクトップ以外の選択肢は考えられないだろう。拡張ボード次第ではテレビだって見られるのである。ゲーミングノート?やめておけ。
ぶっちゃけていえば、難点もある。
- デカい。とにかく場所を取る。
- 構成次第では事故る。(後述)
- 定期的なメンテナンスが必要
- 構成変更時は自力で作業が必要
といった次第である。コレでつまづいてしまうならあまりお勧めできないかもしれないが、とりあえず最後まで読んで欲しい。
どれを選べばいいの?
場合による、ととりあえず答えてしまうのは良くないので、だいたいあるパターンをまとめてみよう。
- ゲームがしたい→1.へ
- 仕事や大学進学などで必要→2.へ
- わからん→とりあえず全部読んでくれ
以後の紹介は、この番号に基づくものとする。
というか選ぶ条件とか全くわかんないすけど?
そりゃわかんないよね。では、パソコンの構成要素をざっと列挙してみよう。高校の情報でやったでしょって思うけど、そりゃ忘れてる方も多いと思います。
- CPU:1番大事な部分。性能の良し悪しを一番左右する。人間で言うところの脳。
-
GPU:グラフィックボード。3Dなどの性能を左右するため、ゲーム用途などではほぼ必須。内蔵グラフィックを当てにしてはいけない。
- メモリ:RAMとも言う。ファイルの一時的な保存に使用するため、これが少ないと平行して様々な事をする場合動作が遅くなってしまう。結構重要。
- マザーボード:CPU、GPU、メモリを指す基板。モノによって良し悪し性能や機能が違って来る。あまり安すぎるものは危険。
- HDD・SSD:現在では高速・軽量・高価なSSDが主流だが、一部モデルでは速度が遅いHDDのみのものもあるので要注意。システムの起動速度に大きく関与する。容量にも注意。
- 電源:PC電源とか呼ばれる。80plusと呼ばれる信頼のおけるモノに貼られるシールがあり、銅・銀・金・白金の順に性能・安定性などが良い。ついていないものは危険かもしれない。
1.主目的がゲーミング等
ゲームしたいからと言って、「ゲーミングパソコン」を選ぶことは短絡的であり、金銭的にも無駄になりかねない。ゲーミングノートパソコンなど言語道断である。自身の環境等に応じて慎重に選ぶことをお勧めする。無駄にキラキラしたやつがいいなら、ゲーミングモデルでも良いかもしれない。ただし、どれを選ぶにせよ、選択肢の中では費用が最もかかるパターンはこれである。いずれの場合でも、拡張グラフィックボード(GPU)の取り付けが必須となるからである。
ではどのようなものを選べば良いのか。私が最もお勧めしたいのは自作である。ただし、初心者にコレを勧めるのは敷居が高い。工作などが得意で、機械をいじるのには慣れている、工具の使い方はわかる、と言う方ならお勧めできるかも…しれないが失敗しないためにも、BTO(Build To Order)パソコン、つまりはカスタマイズ可能なパソコンをお勧めする。これについては後述する。
CPUのモデルにもよるが、Intelであれば「Core i5」〜「Core i9」あたり、AMDであれば「Ryzen 5」〜「Ryzen 9」あたりのモデルであれば良いだろう。GPUは、NVIDIA製の「GeForce GTX 1650」〜「GeForce RTX 2070 Super」あたりであればどのゲームでも安定して動くだろう。安いからといって、旧世代の物を買うと、重い処理の3Dゲームなどではすぐに動かなくなってしまう可能性があるため注意。
2.仕事用途など
そこまでの性能は要らないが、せめてOfficeなどは軽快に動くパソコンが良い、といった方向けには、拡張グラフィックボードが搭載されていない、比較的安価なモデルをお勧めしている。こちらに関してはノートパソコンでも良いかもしれないが、今回はデスクトップパソコンに焦点を当てているため割愛する。
CPUのモデルにもよるが、Intelであれば「Core i5」〜「Core i7」あたり、AMDであれば「Ryzen 5」〜「Ryzen 7」あたりのモデルであれば良いだろう。ちなみにRyzenはモデルナンバーが2xxx、もしくは4xxxでないと、内蔵グラフィックがないためグラフィックボードを取りつける必要が出てくるので注意。
でもモニターもキーボードもマウスもないんですけど
最初から構成するなら、この問題にもぶち当たりますよね。正直コレはピンからキリまであるので説明のしようがありません。ただし、
- モニター:いきなり144Hzなどのモデルを買わない。高い割には性能を実感できない可能性あり。4K然り。
- キーボード:軸(赤軸・青軸など)をあまり気にしないでください。なんとか式とか言われてもわからんと思うので、高価すぎるものは避けるべき。
- マウス:わかんねぇ。何でもいいと思う(丸投げ)
あたり気をつければ大丈夫でしょう。
結局どんなのがいいの?
では、具体例も交えてお勧めのものを紹介していこう。ぶっちゃけ個人の感想・偏見などが多分に含まれているため、コレを鵜呑みにせずにご自身で調べた上で検討して欲しい。
サイコムは、自分もお世話になっている分安心してお勧めできるBTOメーカーである。価格はやや高めになるが、安定性などを求めるのであればうってつけではないかと私は思う。サイコムにもゲーミングモデルがあるが、水冷などかなり高価なモノが多いため、安価なスタンダードモデルでも問題ないだろう。
BTOパソコン・評判のBTO PC通販ショップ - TSUKUMO eX.computer
ツクモと言えばPCパーツやその他周辺機器など、実店舗を構える老舗である。こちらは若干価格帯が安めである。こちらもゲーミングモデル等がある。スタンダードなモデルと比べると価格がかなり違ったりするので、そこは比較しながら考えて欲しい。
最後に
ここで紹介した例や基準は私個人の見解であり、色々試せば自分の価値観が見えて来ると思います。パソコンってなんか難しそうだな、という考えが少しでも無くなってくれればいいなあ、と思う次第です。まだまだ書き足りないのでまた思いついたら加筆します。