スプラユーザー向けマストドンサーバーを開設しました
はじめに
昨今のTwitter APIのツイート閲覧制限を鑑み、マストドンに移住しようかと思ったら大手インスタンスはどこも招待制になっていたり激重だったりしたので、自前のサーバーを立てることにしました。
ぶっちゃけスプラ向けインスタンス自体は数年前から先駆者様が存在するようです。
現状サーバーの契約から考えても半分身内向け以上の運用はできない(そんな大量にはユーザーを受け入れられない)ので、後追いでもええのではと思っています。
現状(2023/07/07現在)ユーザー数には余裕があるので、誰でもアカウントを作れるようにしています。どしどし登録してね!
(※管理人を知らなくても登録は全然大丈夫です!)
どうやって使うの?
Webでアカウント作成する場合
ここにアクセスして登録。以上!
iOS,Androidなどの携帯端末で行う場合
まずはマストドンの公式アプリ(公式でなくてもよいです)を入手しましょう。
ダウンロードしたら、以下のような画面になるかと思います。
下の「ほかのサーバーをさがす」を押すと、
このような画面になるので、一番上の「サーバー名またはURL」欄に
spl-mstdn.net
と入力してください。あとは手順に従って登録するだけ!簡単!
よくある質問集
Q:他のSNSとは何が違う?そもそも繋がっているのか?
A:同じ連携サービスを使っているSNSであればフォローができるので、マストドンの他のインスタンス(mstdn.jpなどの大手インスタンスなど)はもちろん、今話題のmisskeyやFBの新規サービス「threads」(今後対応予定)のアカウントもフォローできます。便利!
Q:一人で複数アカウントつくってもいいの?
A:問題ありません。非公開アカウントであればフォローしなければ私でも投稿内容は見えません。安心してください。
Q:鍵アカウントにしたい!
A:途中から非公開アカウントにすることはできないので、必ず垢を作った時に設定してください。以下に詳細が書いてあります。
そのほか:私のアカウントの固定を見てくれればタメになりそうなことは書いてます
インターネットコンテンツの肥大化は何をもたらすのか?
難しいことを言われてもさっぱり?まあ説明しよう。
普及
(ここでは、インターネット上に確認できる様々なコンテンツを総称してとりあえずインターネットコンテンツと呼ぶ。)ここ数十年間で、インターネットコンテンツは爆発的な拡大を続けている。ひとえにパソコン、スマートフォンの普及が大きいのだが、これが何をもたらすのかは、既に諸君がご存知の通りであると思う。
誰もが発信者になることができる。 と言えば聞こえはいいが、それはこれまでの一般的なコンテンツとは比べものにならないほど手軽に発信できるものであった。極端に言えば、幼い子供から、年老いた老人まで、誰もが好きなことを、真偽も問われないまま発信(投稿)できてしまうということである。
これを友人同士の会話、せいぜい道で出会った人と、近所の人とちょっと会話する程度、と思っている方が大多数のようだが(実際それに近い側面もあるだろう)、その認識は実際とはかけ離れている。
誰もが数秒のうちに、全世界誰の目にも止まる可能性がある場所に書き込むということは、想像以上に危険なことである。それが良いものであることに越したことはないが、自分のことを知らない他人が、ましてや自分の国に関してよく知らない人物が、あなたの発信・投稿したコンテンツを閲覧するとどうなるか。
いわゆる内輪でわかる話でも、他人には全く異なる受け取られ方をする可能性があると言うことは言うまでもないが、「これは常識でしょ」は、ハッキリ言って全く通用しない。発信者側の思い通りに意図が伝わるとは、むしろ考えない方がいいまである。
これは発信者側についても同様のことが言える。常識的にこんな事を言うわけがない、こんなものを投稿するはずはないと思っても、そう投稿する人はいるものなのだ。それは頭の隅にでも入れておいて欲しい。それを糾弾するかどうかは別として。
これは何をもたらすか?
単純に言えば、終わりのない論争である。
お互いの主張が噛み合わないならまだいい方で、どちらもどちらか一方の「常識」の定規からも外れているので、そもそも論争にすらなっていない可能性も否定できない。会話のドッジボールですらなく、お互いが明後日の方向にボールを投げているのである。お話になっていない。
お互いが話さなければいい、といえば楽かもしれないが、それが難しいのもインターネットである。誰の目にも止まるということは、それだけ自分とは真逆の思想を持った人と巡り会う可能性も増えるということである。
じゃあどうすんねん?
そりゃ一言でいえばどうしようもない。個人がどうこうできる問題ではそもそもないと思われる。
問題なのは、スマートフォンなどの端末が急速に普及しすぎている現状である。誰もが発信できることはいいことでもあるし、それを制限するべきと述べる気もないが、それをモデレーション(注釈)する労力もまた途方もないということである。それについては、この記事が詳しい→インターネット上のコンテンツを監視・削除するモデレーターは「最悪の仕事」 - GIGAZINE
SNSで私企業が検閲紛いのモデレーションをすることは表現の自由を損なう、という意見を一定数耳にするが、表現のみならず、自由には責任がつきまとうのである。それを抜きにして自由を叫んではいけない。そもそも、SNSは公共サービスではなく、一企業が運営するWebサービスでしかないのである。その公平性は絶対ではない。誰しもに等しい定規は存在しない。
個人でできることは少ないが、少なくとも、このようなことは知っておいてほしいなあと思う次第である。二ヶ月ぐらい熟成させた駄文でした。
Gmailアカウント30億件以上の流出?→過去の寄せ集めです
とりあえず、無駄に焦る必要はありません。
どーいうことよ
BGRが報じた記事(Your email and password were probably posted online in the mother of all data leaks – BGR)、その他によれば、ハッカーが、GmailやHotmailのメールアドレスとそのログインパスワード30億件超をネット上に公開した。今回公開されたものは、ハッカーが過去の多数の流出データを集めたものだという。
この記事、露メディアSputnikが日本語訳で報じたからか(それを拡散したメディアが存在したからか)、一時Twitterトレンドにも成る程話題になったが、記事にある通り、新しい流出データではない。30億件という数字のインパクトにより過剰に心配される方が続出しているが、とりあえず落ち着いてほしい。
具体的にどう対応すべきか?
全て過去の流出データが元になっているため、既にその侵害された情報は、ブラウザFirefoxで有名なMozillaのFirefox Monitorや、Googleアカウントの設定、iOSの設定アプリ等でも確認できる。ここになければ、心配する必要はない。
ただ、ここに流出が確認されるデータがある場合は、パスワードの変更、2段階認証の導入などをお勧めする。組み合わせ次第では、全く別のサービスに侵入されることもある(経験談)ので、二度と侵害されたパスワードは使用しない方が良い。
過去の寄せ集めハッピーセットだとしても、大々的に公開されただけでも侵害の危険性は高まる。そのため、一応は確認をしておくべきではあるが、過去に流出したデータに該当していない場合は、特に心配する必要はないだろう。
デスクトップパソコンのすゝめ
最近よく、
〇〇なゲームがしたいけど家のオンボロパソコンじゃ動かないから新しいのが欲しい
だとか、
そもそもパソコン持ってないけどゲームしたいし欲しくなってきた
だとかいう相談を受けるのだが、毎度毎度同じことを言えるほど記憶力が良いわけではないので、ここでとりあえずまとめてみたい。要するに、言うのがめんどくさいから書くだけである。他意はない。
そもそもパソコンってなによ
どれ買うの、といって提示されるモノがだいたい上写真のようなモノなのだが、これがパソコンだという一般認識も多い。コレはノートパソコンであってデスクトップパソコンではない。何を当たり前の話をしているんだという方はここは読み飛ばしてくれ、お願いだ。ノートパソコンのおすすめについてはまた別記事でまとめようと思う。
またコレでしょ、って出してくる方、コレは厳密に言うと一体型パソコンと言って中身はノートパソコンと同一である。これが薦めたいわけではないのだ。正直言ってお勧めはできない。無駄に高い分お金を取られるだけである。
私がお勧めしているのはだいたいコレである。私がなぜこうも執拗にデスクトップパソコンを勧めるのか?理由としては色々あるが、
- 性能の割には費用が安い
- 拡張性に富む
- 買い換える時でもパーツ交換で済むので楽
- 構成次第では重い動作(3Dゲームなど)も楽にできる
などなどである。これからVRとか始めたい、とかいう方にはデスクトップ以外の選択肢は考えられないだろう。拡張ボード次第ではテレビだって見られるのである。ゲーミングノート?やめておけ。
ぶっちゃけていえば、難点もある。
- デカい。とにかく場所を取る。
- 構成次第では事故る。(後述)
- 定期的なメンテナンスが必要
- 構成変更時は自力で作業が必要
といった次第である。コレでつまづいてしまうならあまりお勧めできないかもしれないが、とりあえず最後まで読んで欲しい。
どれを選べばいいの?
場合による、ととりあえず答えてしまうのは良くないので、だいたいあるパターンをまとめてみよう。
- ゲームがしたい→1.へ
- 仕事や大学進学などで必要→2.へ
- わからん→とりあえず全部読んでくれ
以後の紹介は、この番号に基づくものとする。
というか選ぶ条件とか全くわかんないすけど?
そりゃわかんないよね。では、パソコンの構成要素をざっと列挙してみよう。高校の情報でやったでしょって思うけど、そりゃ忘れてる方も多いと思います。
- CPU:1番大事な部分。性能の良し悪しを一番左右する。人間で言うところの脳。
-
GPU:グラフィックボード。3Dなどの性能を左右するため、ゲーム用途などではほぼ必須。内蔵グラフィックを当てにしてはいけない。
- メモリ:RAMとも言う。ファイルの一時的な保存に使用するため、これが少ないと平行して様々な事をする場合動作が遅くなってしまう。結構重要。
- マザーボード:CPU、GPU、メモリを指す基板。モノによって良し悪し性能や機能が違って来る。あまり安すぎるものは危険。
- HDD・SSD:現在では高速・軽量・高価なSSDが主流だが、一部モデルでは速度が遅いHDDのみのものもあるので要注意。システムの起動速度に大きく関与する。容量にも注意。
- 電源:PC電源とか呼ばれる。80plusと呼ばれる信頼のおけるモノに貼られるシールがあり、銅・銀・金・白金の順に性能・安定性などが良い。ついていないものは危険かもしれない。
1.主目的がゲーミング等
ゲームしたいからと言って、「ゲーミングパソコン」を選ぶことは短絡的であり、金銭的にも無駄になりかねない。ゲーミングノートパソコンなど言語道断である。自身の環境等に応じて慎重に選ぶことをお勧めする。無駄にキラキラしたやつがいいなら、ゲーミングモデルでも良いかもしれない。ただし、どれを選ぶにせよ、選択肢の中では費用が最もかかるパターンはこれである。いずれの場合でも、拡張グラフィックボード(GPU)の取り付けが必須となるからである。
ではどのようなものを選べば良いのか。私が最もお勧めしたいのは自作である。ただし、初心者にコレを勧めるのは敷居が高い。工作などが得意で、機械をいじるのには慣れている、工具の使い方はわかる、と言う方ならお勧めできるかも…しれないが失敗しないためにも、BTO(Build To Order)パソコン、つまりはカスタマイズ可能なパソコンをお勧めする。これについては後述する。
CPUのモデルにもよるが、Intelであれば「Core i5」〜「Core i9」あたり、AMDであれば「Ryzen 5」〜「Ryzen 9」あたりのモデルであれば良いだろう。GPUは、NVIDIA製の「GeForce GTX 1650」〜「GeForce RTX 2070 Super」あたりであればどのゲームでも安定して動くだろう。安いからといって、旧世代の物を買うと、重い処理の3Dゲームなどではすぐに動かなくなってしまう可能性があるため注意。
2.仕事用途など
そこまでの性能は要らないが、せめてOfficeなどは軽快に動くパソコンが良い、といった方向けには、拡張グラフィックボードが搭載されていない、比較的安価なモデルをお勧めしている。こちらに関してはノートパソコンでも良いかもしれないが、今回はデスクトップパソコンに焦点を当てているため割愛する。
CPUのモデルにもよるが、Intelであれば「Core i5」〜「Core i7」あたり、AMDであれば「Ryzen 5」〜「Ryzen 7」あたりのモデルであれば良いだろう。ちなみにRyzenはモデルナンバーが2xxx、もしくは4xxxでないと、内蔵グラフィックがないためグラフィックボードを取りつける必要が出てくるので注意。
でもモニターもキーボードもマウスもないんですけど
最初から構成するなら、この問題にもぶち当たりますよね。正直コレはピンからキリまであるので説明のしようがありません。ただし、
- モニター:いきなり144Hzなどのモデルを買わない。高い割には性能を実感できない可能性あり。4K然り。
- キーボード:軸(赤軸・青軸など)をあまり気にしないでください。なんとか式とか言われてもわからんと思うので、高価すぎるものは避けるべき。
- マウス:わかんねぇ。何でもいいと思う(丸投げ)
あたり気をつければ大丈夫でしょう。
結局どんなのがいいの?
では、具体例も交えてお勧めのものを紹介していこう。ぶっちゃけ個人の感想・偏見などが多分に含まれているため、コレを鵜呑みにせずにご自身で調べた上で検討して欲しい。
サイコムは、自分もお世話になっている分安心してお勧めできるBTOメーカーである。価格はやや高めになるが、安定性などを求めるのであればうってつけではないかと私は思う。サイコムにもゲーミングモデルがあるが、水冷などかなり高価なモノが多いため、安価なスタンダードモデルでも問題ないだろう。
BTOパソコン・評判のBTO PC通販ショップ - TSUKUMO eX.computer
ツクモと言えばPCパーツやその他周辺機器など、実店舗を構える老舗である。こちらは若干価格帯が安めである。こちらもゲーミングモデル等がある。スタンダードなモデルと比べると価格がかなり違ったりするので、そこは比較しながら考えて欲しい。
最後に
ここで紹介した例や基準は私個人の見解であり、色々試せば自分の価値観が見えて来ると思います。パソコンってなんか難しそうだな、という考えが少しでも無くなってくれればいいなあ、と思う次第です。まだまだ書き足りないのでまた思いついたら加筆します。
「どうぶつの森」新作から見るグラフィックの変化
2020年3月20日に、家庭用としては8年ぶりの新作である「あつまれ どうぶつの森」がNintendo Switch向けに発売された。既にプレイされた方も多いとは思うが、今回は単純にゲームを批評するのではなく、グラフィック面に焦点を当てて前作からの変更点を見ていこうと思う。
携帯用ハードの変革が生み出した高画質
Nintendo Switchは、言ってしまえば携帯ゲーム機である。それこそ前作「とびだせ どうぶつの森」のハード、Nintendo 3DS と分類的には同じモノであるのだ。
任天堂は基本的に自社製品の詳細スペックを明かしていないが、一説によればその頭脳(CPU)にNvidiaのTegra X1をベースとしたカスタムチップを搭載しているとされる。3DSについても詳細に明かされているわけではないので厳密な比較はできないが、単純なクロック数比較においても桁外れの性能を持つ。
Switchは3DSと、短命に終わった据置ハード、Wii Uの長所を併せ持ったハードと言える。Wii Uは任天堂ハードとして初めてフルHD(1080p)出力に対応した商品であった。Wii Uは据置機であり、Switchは携帯機である。720p/1080p(TVモード時)を出力できる性能が、その小さなスペースに収まっていると考えると、時代の進歩を感じさせられる。
無論、『あつまれ どうぶつの森』においても、フルHD(1920x1080)出力に対応している。3DSの解像度が800x240であったと考えると、単純な画質だけでも向上を果たしているのである。しかし述べたいのは、そこではない。
演出の変化
『あつまれ どうぶつの森』では、新アイテム「スマホ」が登場するのだが、これを使用することで写真を撮ることができるようになった。
この写真はそのスマホで撮影した写真であるが、近くに写っているスポットライトはボケていて、主人公(被写体)はくっきりと写っている。何を当たり前の話を、と突っ込まれてもしょうがないことを書いているが、これは今までの「どうぶつの森」作品にはなかったことである。
そもそも写真撮影機能がなかったでしょうが、と言われると思う。しかし、以下の写真を見てもらいたい。
こちらは一見すると、ただ商店に不用品を売りに来たスクショでしかない。しかしよく見ると、主人公やまめきち、つぶきちに焦点が合っていて、後ろの売り物や壁はボヤけている。
これは、会話シーンに突入するどの場面でも見られる。つまりは、よりハッキリさせたいところを強調しているのである。
ぶっちゃけて言えば、私は被写界深度(DOF)、つまりピントのことについて述べているにすぎない。しかしこのような「一見すると気づかない何か」が、この作品のディテールを印象付けているのではないか、と思うのである。このような変化は、他にも多数見られる。
スピンオフ作品とはいえ、実はWii U向けにも「どうぶつの森」ソフトが発売されていた。「どうぶつの森 amiiboフェスティバル」というすごろくパーティーゲームである。
内容はさておき、全体的にモデルの「とびだせ どうぶつの森」との共通点が見られる。シェーディング(影)については据置機であるためかはっきりとキャラクターの陰影が映り込んでいるが、モデルやテクスチャを流用しているからか、今作と見比べると若干「物足りなさ」を感じてしまう。
たぬきちをよく観察してみる。今作ではより「どうぶつ」らしく、毛並みのようなテクスチャも追加されていて、見ているだけでも柔らかい印象を受ける。明らかに服などの質感とは違う「柔らかさ」だ。目も若干膨らんでいるように見えるのは気のせいなのだろうか。
専門的な話にはなるが、今作ではテクスチャ表現がよりパワーアップしていると推測される。その一つが、いわゆる「ノーマルマップ」というものである。
ゲームなどで使われる3Dモデルは、「ポリゴン」と呼ばれる多角形面で構成されている。決してポケモンのことではない。
より詳細な表現をする場合にはそれだけポリゴン数が必要となってくるが、ゲームなどで使用するモデルにはそこまでたくさんのポリゴンを割くことができない。そこで、ポリゴンのように陰影のみを反映するテクスチャを細部に使用するとグッと表現の幅が広がる、というわけである。
今作の建物などが、昼や夜の影の当たり方によって、詳細な凹みなども違って見えるのは、この表現技法である。
他にも、木々の葉っぱの質感や、水への光の当たり方など、よく見ると気づかないところまで、今作は作り込まれていると言える。
今回はゲーム進行等に全く触れなかったが、少し暇があれば、このような細かい部分を見てみると、また新しい発見があるかもしれない。